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D・キッサンのお知らせ用ブログです。

神作家・紫式部のありえない日々3巻出ました!

ご無沙汰しております!「神作家・紫式部のありえない日々」3巻が無事発売されました!!ケンちゃんの誘拐事件から始まります。よろしくお願いいたします。

今回も丸善ジュンク堂さんと応援書店さんでペーパーがつきます。また電子書籍にも描き下ろしペーパーがつきますので紙も電子もよろしくお願いいたします。詳しくはゼロサム編集部のブログをチェックしてみてください↓

https://ameblo.jp/comiczerosum/entry-12808454285.html

3巻で打ち切られなかった…と、いうことはですね、4巻が出るわけですよ。おそらく来年ですよ。た、大河ドラマまで連載続いた〜〜〜〜〜〜!!!!!全力で乗っかりたいです。よろしくお願いいたします。

 

<読んだ本>

多分発売時期的に「鎌倉殿の13人」と関連づけたかったんだと思いますが、これは大河「平清盛」ファンなら楽しめるであろうオムニバスです!清盛も出るし、ごっしーのお姉ちゃんの統子内親王とか「あっ、この人好きだった!」っていうキャラがちょいちょい出てきて楽しい〜〜!お話自体はその時代の中流から庶民にスポットが当たっていて、貴族じゃない人たちはこういう生活をしていたのかっていうのが分かって面白かったです。ヲチコチを描く時、本当はもっと中流以下の人を主人公にしたかったんだけどリアルに生活などの資料がなくて「平安時代は貴族を描かざるを得ないのか…!」となった記憶。

河添房江先生の紫式部に関する講義に行きましたところ、先生がお勧めしてらしたので取り寄せて読みました。紫式部集(式部の歌集)から式部の人生を読み解いた本で、すごく面白かったです!娘時代の式部って女友達がたくさんいて、ちょっとお姉さんぶってアドバイスしてたり、物おじしない若さが描かれていたりして新鮮でした。少ないけど夫の宣孝とのイチャイチャも歌に残っててなんかニヤニヤしちゃった。でも夫の死を境に宮仕え始めてからはすごく「憂し」の気持ちが強いですね。これが今の式部のイメージの主流になっちゃってますかね。

古典に出てくる「モノ」にスポットを当てた本です。牛車とか御帳台とかそれ自体は知っていても、それがどういうシチュエーションでどう使用されたかがわかると、古典への理解もまた増すなあと考えさせられた一冊でした。古典好きな方は読んで楽しい本だと思います!

こちら、ご縁がありましてご恵投いただきました。色々な物語、または歴史においての男装・女装について論じられた本です。「第二章「走る」少女たちー「男装」以前」で「千歳ヲチコチ」のチコを取り上げて論じてくださっています。この本自体もとても面白く、古代から現代のカルチャーにおける男の娘まで幅広く取り扱われています。古典で言えば「とりかえばや物語」には特に言及されているので興味のある方はおすすめです。

澤田瞳子さんのエッセイです。私は澤田さんのファンなので楽しく拝読させていただきました。中でも驚いたのが、澤田さんほどの歴史小説家でも作品に関して研究者の方からお叱りを受けることがあるそう…!私は歴史創作に関しては研究家の方ほど寛容だと思っていたのでちょっと意外でした。私はヲチコチの1巻を出す時「雅な平安時代をこんなふうに茶化さないでください!」とか怒られたら怖いな〜と思っていたんですが、幸いそんなお叱りはなかったです(笑)むしろ亨とチコの出会わなさに怒ってらっしゃる感想は目についたかな…。申し訳ねえが私の描きたいものはそこではないので、とあまり気にしないようにはしてました。今描いている紫式部に関してはちょっともう開き直ってるかもしれません(笑)

紫式部集の現代語訳がついているものを探していたのですが私の検索能力では見つからず、河添房江先生にお教えいただき、こちらを購入しました。これ、めちゃくちゃよかった…!!紫式部日記の方もいちいち登場人物に説明があり親切…!!!おそらくこれから大河ドラマ効果で読みやすい紫式部集の訳本が出るかもしれませんが、今すぐ知りたい方にはこちらをおすすめします。

 

最近は紫式部の資料読みつつdアニメに入ったのでアニメを見る量が増えました。リアルタイムで追っているのは鬼滅と水星の魔女と推しの子あたり。プリキュアは日曜のひろプリと水曜のトロプリ再放送、木曜のスマプリ再放送、空いてる時間でふたプリMaxHeartを観ています。あ、あと妹がハマっているガンダムSEEDを追いかけています。

洋画や邦画もいっぱい観たいので何か配信サービス入るかなあと悩んでおります。「怪物」は劇場でやってるうちに観たいなあ。