消息

D・キッサンのお知らせ用ブログです。

神作家・紫式部のありえない日々1巻出ました!

ご無沙汰しております。とうに年も明け、去年から始まった新連載もめでたく単行本1巻が発売される運びとなりました。よろしくお願いいたします!

書店さんの特典も色々あるのでお近くの方はよろしくです!単行本刊行に向けて、編集さんや営業さんがあらゆる手を打ってくださったのが本当にありがたいです。私としてはヲチコチ以来の平安もので、楽しく描いているので、続けられるといいな〜と思っています。

千歳ヲチコチ」で「平安時代当時、紫式部清少納言のように評価されなかったけれど、現代人が読んだら面白いかもしれない文章を書く人」としてチコを設定して、その感性に呼応したのが亨という感じでヲチコチを描き始めたのに、今度はガチの才女である紫式部を描く機会を得ようとは思っていませんでした。というか、歴史上の人物はみんなそれぞれ持っているイメージがあると思うので描くのにプレッシャーがあってちょっと避けていたんですね。でも3年ほど前から紫式部が気になってきて、調べてみたらやっぱり面白くて、描いてみたいなあとなり、ゼロサムさんで企画が通って、ここに至りました。

現在進行形で紫式部やその周りの人々のことを勉強しながら描いているので、至らない部分もあるかもしれませんが(ヲチコチの時は考証が間に合わなかったところ(後から本当のことがわかったり…)はギャグでなんとかしていました(笑))今はまた平安時代が描けて幸せありがてえ〜!!って感じなので見守って頂けると嬉しいです。

 

<読んだ本>

江戸時代(多分)の石見銀山が舞台のお話です。オムニバス形式でいろんな境遇の人たちが描かれるヒューマンドラマです。当時、銀を掘っていた人は環境の影響で40歳くらいまでしか生きられなかったんですね。短い生の中でも逞しく生きる人、それに寄り添う人、長く生きてほしいと願う人、など澤田さんならではの筆致で書かれていました。

友達が「面白かったから」と、くれた本。蟻に侵入された経験のある私としては少し複雑な気分でしたが、確かに面白かったです。蟻の巣の中は比較的若いメス蟻たちによって運営されていて、外に出てくる蟻はババアなんだそうです…(種の保存のため)私、アリの巣コロリで撲滅させちゃったけど、ちょっと申し訳ない気持ちです。いや、外で見る分にはいいんですけど家に入って来られちゃね…。その他の蟻の生態もファンタジー設定とかで活かせそうで面白いです。生き物は面白いね。

「かの天璋院篤姫が名付け親だという一色乕児は、渡辺ゆりにプロポーズした。彼女からの受諾の条件は、シスターフッドの契りを結ぶ河井道と3人で暮らす、という前代未聞のものだったーーーーー。」という帯のあらすじを見て「むっ!百合の匂い…!!」と思い、手にとった本です。結果ね、内容は想像とは違ったんですけど、面白かったのでヨシ!これは河井道(かわい みち)という女子学校教育向上に奮闘した実在の人物の人生を追った小説でした。私は存じ上げなかったんですが、色んな歴史上の人物と絡んでいてすごくアグレッシブな人生を歩んだ方だったんだなあと。あっ、でも津田梅子と大山捨松の百合はあります。

源氏物語」の第一巻「桐壺巻」のみにフィーチャーした本です。入門て書いてあるけど読んでみたら結構上級者向けじゃないかな〜?と思いました。でもかなりいろんな角度から考察されていてディープな読み応えでした。「桐壺」について掘り下げた考察読みたいなと思っていたのでその点では満足です。著者さん他の巻もやりたいって書いてらしたので、ぜひ刊行してほしい!

これ面白かったです。『源氏物語』のキャラクターのつながりや、ちょっとしたコラムも充実していて読み応えがありました。原文の細かいところまで調べられている本だと思いました。

 

「カムカムエヴリバディ」面白かったですね…。終盤ベソベソ泣いちゃった。「鎌倉殿の13人」も楽しく見てるんですが、「平清盛」から転生してる役者さんが多いので、出てくると「おおい、前世前世〜!」てなってしまうのが悩みです。あとNHKBSで「芋たこなんきん」の再放送が始まったので朝ごはん食べながら見てます。

最近、固定電話を解約しました。アナログ原稿の時、FAXを送るためだけに契約したのですが、デジタル原稿に移行してから全く使わなくなってしまったので…。そして浮いたお金で(浮いたわけではない)dアニメに加入してプリキュアを見ています。過去作全部見れる〜〜〜!!サイコー!!他にも気になってるアニメがたくさんあるのでありがたいです。「平家物語」も終始画面が美しく、壇ノ浦のシーンがまた切なくてよかった…!!

ドラマも映画もアニメも見たいし本も読みたいしゲームもしたいしで時間がないです!