消息

D・キッサンのお知らせ用ブログです。

あけましておめでとうございます(三度目の正直)

あけましておめでとうございます!と言いつつ二月になってしまいました。ブログの更新が年一になってしまっていて申し訳ありません。そんなこんなで「告別にはまだ早い」の連載も終了し、ややまったりしつつ次作の準備しつつ過ごしております。

「告別にはまだ早い」は打ち切りとなってしまいましたが、短いながらも応援して下さった方は本当にありがとうございました。意外にもファンレターなどしばしば頂けて嬉しかったです。

 

告別にはまだ早い 〜遺言執行人リリー〜(2) (ボニータ・コミックス)

告別にはまだ早い 〜遺言執行人リリー〜(2) (ボニータ・コミックス)

 

 これで最終巻となります。ツイッターでも何度もアナウンスしましたが紙の本は部数が少ないので見かけた際はお早めに手に入れて頂ければと思います…!うちの近所の本屋さん結構仕入れてくれてたけど大丈夫?さばけるの?と余計な心配…。

 

せっかくなので設定画など

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リリー

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エーヴ

本当はこうやってキャラデザをするのがめんどいと思っちゃうタイプです。だから結構雑です。でも漫画で描くにあたって設定はちゃんと描いといた方があとで楽だからやったほうがよい…でもめんどい…(ループ)
 

読み終わった本

龍華記

龍華記

 

 藤原頼長の息子、範長(はんちょう)が主役で、平家南都焼き討ちに絡めたお話でした。範長、こんなにアツいキャラだったのかと思うと大河「平清盛」の頼長様に「息子頑張ってるよ」と伝えたくなりました(笑)

 

以下、次作の資料として読んだものです。なんとなく次の作品はこんなかな、と予想して頂けると…多分コメディです。

女学校と女学生―教養・たしなみ・モダン文化 (中公新書)

女学校と女学生―教養・たしなみ・モダン文化 (中公新書)

 
花物語 上 (河出文庫 よ 9-1)

花物語 上 (河出文庫 よ 9-1)

 
花物語 下 (河出文庫 よ 9-2)

花物語 下 (河出文庫 よ 9-2)

 
わすれなぐさ (河出文庫)

わすれなぐさ (河出文庫)

 
女学生の系譜・増補版―彩色される明治 (青弓社ルネサンス)

女学生の系譜・増補版―彩色される明治 (青弓社ルネサンス)

 
大正期の結婚相談―家と恋愛にゆらぐ人びと

大正期の結婚相談―家と恋愛にゆらぐ人びと

 

 

次作ですが早速最初に描いたネームがボツになって、修正ネームをやってます。年内に連載始められたらいいな〜と思っているのでよろしくお願い致します!

 

あけましておめでとうございます(四月)

いやいやまさか、また年始のご挨拶での更新になるとは思いませんでしたね…。

去年の夏に体調をぶっこわし、半年くらいずーっと不調で、年明けて少しずつ外出できるようになって今に至る感じです。仕事は問題なくできるようになってきました。去年下半期は不調と新しい仕事の始まりもあって、めちゃめちゃ辛かったけど今は持ち直してます。

多分、夏の気候と低血圧がきっかけだったんですが、低血圧で起こる疾患のフルコンボみたいな状態になってしまって、横になってるしかなくてしんどかったです。病院行ってもこれといった原因が無くて、漢方も効かないし、ただただ治まるのを待つしかなかったな…。年々夏には弱くなるなーと思ってたんですが、去年は打ちのめされたので今年は色々対策練ってふんばりたいです。

 

そうこうしているうちに新連載「告別にはまだ早い」も始まって、そしてもう一巻が出ます…早い!

告別にはまだ早い~遺言執行人リリー~ 1 (ボニータコミックス)

告別にはまだ早い~遺言執行人リリー~ 1 (ボニータコミックス)

 

 装丁はどろ高からお世話になってきたナルティスさんで、またやって頂けることになりました!すごい〜。連載前から担当さんと、単行本またナルティスさんでやってほしいですね〜という話をしていたので実現して本当に嬉しいです。

案の定、体調がまだ不安定で打ち合わせは行けなかったんですが、もうナルティスさんなら私の原画のくすみっぷりもよく分かって下さってるし、今まで何回も打ち合わせしてきたし、特に問題なくスムーズに作業致しました。ロゴがとっても気に入っているので是非お手に取って頂けると嬉しいです。

 

 「告別にはまだ早い」はこちらの「矢継ぎ早のリリー」という短編がもとになっております。「矢継ぎ早のリリー」は私の短編の中でも一番反響が多く(少ない中でも比較的…)、続編を望んで下さる方もいてくださったので、「告別にはまだ早い」という連載作品として描かせて頂けることとなり本当に運がいい作品だなと思ってます。「矢継ぎ早のリリー」が好きだった方も「告別にはまだ早い」よろしくお願い致します!

 

「告別にはまだ早い ~遺言執行人リリー~①」ですが購入特典がいくつかあります。

COMIC ZIN様 イラストカード

書泉・芳林堂書店様 メッセージペーパー

お近くの方はこちらで購入して頂くとちょっとオマケ付きます。

あと、書泉ブックタワー書泉グランデ芳林堂書店高田馬場店様では複製原画の展示もして頂けます。フェア終了後は複製原画を単行本購入者の方にプレゼントする企画もあるので、気になる方は各店舗さんにてご確認よろしくお願い致します。

 

単行本の続きは今発売中のミステリーボニータで読めます!雑誌もよろしくお願い致します〜!

ミステリーボニータ 2018年 05 月号 [雑誌]

ミステリーボニータ 2018年 05 月号 [雑誌]

 

 

 

 

 体調が悪かったので、本が読めるようになるのにも時間がかかりました。また読めるようになって嬉しい〜。というわけで記録。

死すべき定め――死にゆく人に何ができるか

死すべき定め――死にゆく人に何ができるか

 

 これは面白かったです。終末医療のあり方を問う本かなあ。死に瀕している状態になったとき、辛い治療を受け入れて少しでも長く生きるか、死ぬまでの時間をいかに充実させるか、の選択についてや、当事者と家族(または遺される人たち)の接し方など、色々と興味深いことがたくさん書かれていました。自分がそういう、死に近くなったとき、自分が自分の望まない形で生き続ける辛さに、いつか向き合う時がくるんだな〜なんて思ったりしました。今回大きく体調を崩した経験もふまえて、感じ入ることが多かった本です。

 

こちらも、死に瀕する人と残される人との関係性を、音楽療法士の著者さんが経験してきた現場を綴った本です。やっぱり、死ぬであろうことと向き合って、その時のことをちゃんと話し合えている(家族なり親しい人なり)ほうが穏やかな死を迎えられるのかなあと思いました。

 

新装版 フランス人 この奇妙な人たち

新装版 フランス人 この奇妙な人たち

 

フランスは好きだがフランス人は好きじゃない…という外国人の方は実は多いという…。少し前の作品なんで現在はまた違うかもしれませんが「フランス人てこんな感じ」っていうのが分かりました。私は「ちょっと古風な京都人」みたいなイメージを持ってしまいました(だから外国人はフランス人のコミュニティに入っていきづらい(らしい))

 

もっとヘンな論文

もっとヘンな論文

 

前作が面白かったのですが、今回も面白かったです。特にラストの「「坊ちゃん」と瀬戸内航路」がサイコーでした。これは「明治28年漱石がどういうルートと交通手段を使って松山に行ったのか」ということを海路の視点から証明してみた論文の紹介です。公表されているルートと違うんじゃないかと思った研究者さんは乗り物オタで、当時の汽車や船舶の運行ルートや時刻表からこれを証明するんですよねー!すごく面白かった。

 

火定

火定

 

タイトルから全く想像付かなかったんですが、奈良時代典薬寮のお医者さんたちの話でした。都でもがさ(天然痘)が流行し、ガンガン人が亡くなって、典薬寮は出来るだけ患者を受け入れるなか、病人を救うという新興宗教も発生して…みたいなパンデミックものという感じ。かなり終盤になるまで絶望的な状況が続くので読んでる最中も結構辛かったんですが、ラストはそれでも立ち上がる人たちの希望が見える結末でした。直木賞候補にまで入ったんだよね〜!?残念ながら選考には漏れてしまったようですが惜しかったな。澤田さんはNHKとかちょいちょい出てらっしゃるし、なんか作品が映像化しないかな〜〜〜!!

 

泣き虫弱虫諸葛孔明 第伍部

泣き虫弱虫諸葛孔明 第伍部

 

終ってしまった…!この巻は孔明が一人で頑張ってる感じがずーっと続いて、おふざけもあんまりなくて淡々とした結びになったような気がします。コミカライズになったようですね〜。しかしながら早くも酒見さんの次作が楽しみです。

 

光圀伝

光圀伝

 

 面白くて一気に読んでしまった。タイトルの通り光圀伝なんで水戸黄門さんのお話なんですが、結構な文化人だったんだな〜。イメージが変わりました。

 

 

体調を崩してから引きこもり期間が長かったので、まだ外出が思うように出来なくて(こないだ8ヶ月ぶりくらいに電車にちょびっと乗った、そしてすぐ帰ったというレベル)映画とか全然行けてないんですが、昨日夢の中でポケモンの映画を観ました。子供向けのためか?照明が明々と付いた劇場で落ち着きのない子供達にまぎれて映画を観るという、なんだかドタバタした鑑賞でした…。

まだ、去年の10月くらい、体調も悪かったんですが原稿明けになにかエンタメに触れたくて、家にあったキングスマンのDVDを観てたところ、ハリーの教会のシーンでリアルに気持ち悪くなってきて「ああ、体調が悪いとゴアシーンも耐えられないのか」と身を以て知ることが出来ました。でも最近は「哭声/コクソン」とか「新感染 ファイナル・エクスプレス」とか観れたから元気になってきてると思う!(ゴアシーンで自分の健康度を測る)

回復したらいろんなとこ行くようにしたいな〜。月並みな感想ですが、ぶっ倒れたことで普段の健康が如何に尊いか分かった…。

明けましておめでとうございます(六月)

ご無沙汰しております。2017年6月ですけれども…。とっても今更ですが、ぽつぽつ2016年下半期〜最近の仕事を振り返ってみます…。

 

最遊記シリーズ20周年を記念した特設ページにコメントイラストを寄稿させて頂きました!20周年てすごいなあ…そりゃそうだ私が高校生のときに友達が大層ハマっていたものなあ…(私はそのとき手塚治虫作品にハマってしまって世の流れに取り残されていました)

COMMENT | 「最遊記シリーズ20周年」特設ページ

そんな作品と同じ雑誌に自分の描いた物を載せて頂けてたり、キャラクターも描かせて頂いて光栄です。というか恐縮です。以前アンソロジーでも描かせて頂いた紅孩児様を描かせて頂きました!

 

以下掲載して頂いたもの

フォアミセス 2016年11月号 [雑誌]

フォアミセス 2016年11月号 [雑誌]

 

ビブリオマニア!という好きな本を紹介するコーナーに1P寄稿させて頂きました。献本で頂いたフォアミセス、どの作品も読み応えがあって面白かったです。お母さんに貸したら熟読してた。

 

異種恋愛物語集 第三集 (ZERO-SUMコミックス)

異種恋愛物語集 第三集 (ZERO-SUMコミックス)

 

短編を14P寄稿させて頂いてます。人外の定義が割と厳密(獣人や元人間はダメなど)でなかなか苦労しました。それ以前に恋愛要素がクリアできなくて最初に出したネームが全没になったという。

 

平家公達草紙: 『平家物語』読者が創った美しき貴公子たちの物語

平家公達草紙: 『平家物語』読者が創った美しき貴公子たちの物語

 

表紙イラストを描かせて頂きました。ヲチコチを描く際にも笠間書院さんの本は資料として拝読させて頂いてたので、とても嬉しい仕事でした!『平家公達草紙』は『平家物語』の登場人物たちにスポットを当てて新たに創作された逸話集です。中身もかなりしっかり調べられているので『平家公達草紙』について知りたい方には充実の一冊だと思います。

 

あと、いまLINEマンガさんで千歳ヲチコチを第一話から連載して頂いてます。これを機に初めて読んで下さって単行本を購入して下さった方もいらっしゃるようでありがたいです。ゼロサム(とオンライン)で連載を追いかけて下さってた方もおさらいにいかがでしょうか〜。 

manga.line.me

 

この先は単発のお仕事がちょいちょいある予定です。ツイッターなどで随時お知らせできたら良いなと思います。あと、ありがたいことに次作も企画を進めて頂いているので、年内には何とかなると思います……!

 

 

以下は読んだ本の記録なんで興味のある方だけどぞー。

 

あくまでも少年漫画のメソッド、という感じですが面白かったです。週刊連載はおそろしや…!!

 

死者を弔うということ: 世界の各地に葬送のかたちを訪ねる

死者を弔うということ: 世界の各地に葬送のかたちを訪ねる

 

著者の方はイギリスのジャーナリストなんですが、自身の父の死に際に疑問を抱いたことがきっかけで、世界の葬式を巡ってみたという紀行文のような本です。イギリス人はお葬式のとき家族はあんまり泣かないらしい(弔問客がなぐさめる)。アメリカではエンバーミング(死体に修復をほどこす)がメジャーだったり、ほんと国によって全然違ってて面白かったです。著者は無神論者なんだけど、なんか宗教に属していた方が葬式のときどうするか混乱せずにすむって書いてあってちょっと納得。

 

プロレスは全く知らないくらいなんですが、関わってる人たちのプロレスへの愛が詰まってる本だなーと思いました。シーンも全然分からないんだけど、泣けます。プロレス好きな人ならさらに面白い本だと思います。 

 

夜よ鼠たちのために (宝島社文庫)

夜よ鼠たちのために (宝島社文庫)

 

こういうのを叙述トリックと言うのでしょうか。今私が読んでいるのは誰視点の話なんだ??みたいな、読みながら煙に巻かれる感が味わえます。ちょっと前に書かれたものなので昭和の雰囲気も味わえます。漫画ではこういう表現むずかしいよな〜。

 

アウシュヴィッツの図書係

アウシュヴィッツの図書係

 

この世界の片隅に」を観たときにも思ったんですが、本当戦争やだな〜と思った一冊。アウシュヴィッツユダヤ人収容所で、ナチスの目を盗んで存在していた8冊の本を隠す係を命ぜられた女の子の話です。実話が元になってます。

 

戦地の図書館 (海を越えた一億四千万冊)

戦地の図書館 (海を越えた一億四千万冊)

 

第二次世界大戦の際、ドイツが行った焚書(ドイツに有害だとされた書物を燃やす)に対抗してアメリカは戦地にいる兵士たちに読書用の本を送りまくったというお話。ノンフィクションです。戦争という心身ともに追いつめられている兵士たちにとって、読書という娯楽がいかに救いになるかがよく分かりました。

 

プリズン・ブック・クラブ--コリンズ・ベイ刑務所読書会の一年

プリズン・ブック・クラブ--コリンズ・ベイ刑務所読書会の一年

 

上記に引き続き特殊な状況に置かれた上での読書、ということで読んでみた本。カナダの刑務所で開かれていた読書会の記録をまとめた(ほぼ)ノンフィクションです。囚人たちはどんな本を読むのか、また、読書することでどう変化していくかなど綴られています。同じ本を読んで語り合うのがとても楽しそうなんだなあ。

 

俺たちのBL論

俺たちのBL論

 

私は腐女子ではないのですが、この本を読むとかなりいい線までいっているような気がしました。私をBLに陥れてくれるような同性カップルに出会えてないだけだと思いました。BLをたしなむ男性の気持ちの一例が書かれてるので、新たに知ることが多くて面白かったです。改めて、今までハマってきたものを振り返って、自分の傾向を分析したい気持ちにさせてくれる本です(恥ずかしいからしないけど)

 

秋萩の散る (文芸書)

秋萩の散る (文芸書)

 

奈良時代青春小説(多分)『孤鷹の天』のスピンオフ的な作品集です。読んでた方が絶対面白いです。やっぱり好き!!個人的には吉備真備の話がよかった。『天平グレート・ジャーニー』を思い出しました。

 

泣き虫弱虫諸葛孔明 第四部

泣き虫弱虫諸葛孔明 第四部

 

読んだと思ってたら読んでなかったという…!曹操関羽張飛劉備も死んじゃったよ〜〜!ヲチコチの亨父のキャラはこの作品の劉備から影響を受けています。人たらしなところとか、よく泣くところとか…(笑)もうすぐ最終巻の第五部が出るぽいので楽しみです!

 

沈黙 (新潮文庫)

沈黙 (新潮文庫)

 

映画観たいのでどうせなら原作読んでいこう〜と思い、手にしました。初遠藤周作!面白かった。映画も、原作と同じところで感動して泣きました。

 

図説 死因百科

図説 死因百科

  • 作者: マイケル・ラルゴ,橘明美(監訳),臼井美子,荷見明子,坂田雪子,竹若理衣,長谷川由布子,吉川綾香
  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 2012/06/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 2人 クリック: 6回
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(あくまでもアメリカにおいて)著者さんが10年くらいかけて人間の死因を調べた本です。項目が病気やケガだけじゃなくて、スポーツとか食べ物とか遊びとか、色んなことがきっかけで人が死んでいるということが皮肉も含めて割と楽しげに書いてあります。お医者さんが病気やケガを治せるようになってきたのって、ほんとここ100年くらいなんだな…それまでは医者に診せても大体死んでたんだな…。妻が夫を殺害するときは、91%がキッチンで犯行が行われるんだって〜ってお母さんに言ったら「めっちゃわかる!あたしも殺すなら台所やわ」って言ってた。

 

双子の遺伝子――「エピジェネティクス」が2人の運命を分ける

双子の遺伝子――「エピジェネティクス」が2人の運命を分ける

 

双子に興味があって読んでみた本。遺伝子がどこまで影響するのか、双子はどういう部分が似て、どういう部分は似ないか…とか、ちゃんと統計をとったエピソードが羅列されてました。ヒトラーのクローンが必ずしもヒトラーになるわけではないんだなあ(育つ環境で変化する)

 

ふくわらい (朝日文庫)

ふくわらい (朝日文庫)

 

これめちゃくちゃ面白かった。さわやかな読後感と自分の肉体を慈しむ気持ちが生まれる。めっちゃ泣きました。

 

儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)

 

これも怖くて面白かったです。オムニバスですがほぼお嬢様と使用人女子の話だよ!!最高。映画「お嬢さん」を観た方ならおすすめ。

 

 

映画も割と観に行ってて、昨日ギリギリ滑り込みで「イップ・マン 継承」を新宿で観たんですがめっちゃ良かったです。「イップ・マン」シリーズは毎回ちゃんと面白いなあ!ジャッキー・チェンジェット・リーも好きだけど、カンフーを一番ちゃんと教えてくれそうなのはドニー・イェンかなって思いました。

 

どろ高下巻&平和な学校

ご無沙汰しております、毎日暑いですね。今年はベランダにアリの巣コロリ6個置いてるんで、今のところ蟻に侵入されておりません。でもいるんだよ…いるんだよなあチラホラ…(恐怖)

 先月25日に無事「どろ高完全版下巻」と「平和な学校」発売となりました。これでやっと単行本ラッシュが終わりました〜。一年で四冊も単行本を出して頂けるなんて後にも先にも今年くらいでしょう。よかったら単行本、手に取ってみて下さい。

共鳴せよ!私立轟高校図書委員会完全版 下 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
 

 どろ高は最初同人誌で出したものだったんですが、それがまるまま載ってるっていう…。もう旅の恥はかき捨てといった気持ちで、思い切って原稿をお渡しました。表紙、けーぶんがこの位置でいいのか、かなり悩みました(カバー下にツッコミ漫画あります)

平和な学校 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

平和な学校 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

 

こちらはヲチコチと平行して連載させて頂いていたもので、思うように描ききれるか不安だったんですが、かなり理想的なまとめ方をして頂いたと思います。読者さんに受け取り方をゆだねる話ばかりになってると思うので、あんまりウケは良くないだろうと思っています。商業的にこういうことを言うのもあれですが、数人に届けば嬉しいかなって感じです。

 

 めちゃくちゃ途中の表紙絵作業の写真(しかなかった)上下巻とも同時に描いていました。

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今回の単行本デザインも、どろ高旧版からお世話になっているナルティスさんでやって頂きました。打ち合わせのときに「学校入学案内のパンフレットのような雰囲気はどうか」という話の流れになり、こういう、キャラたちに謎の笑顔をさせることになりました。

旧版を楽しんで下さった読者さんにジワジワ笑ってほしいなあと思ってますが、伝わってますかね…?しかしやはり、絵も変わってたんだなと今回作業して実感しました。

 

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「平和な学校」のデザインもとっても気に入ってます。ロゴかっこいい!うれしい。背景のプールサイド?はナルティスさん側でぼかし加工してもらったんだ〜(原画で描けなかった)これB3サイズくらいで描いたんで原画は結構でかいです。

 

そしてとてもいまさらですけど、現在発売中のおがきちか先生のLandreaall28巻に、かつて合同サイン会でおがき先生が描いて下さったどろ高の漫画が収録されてるんですよ!!

 担当さんから話を聞いていたものの、てっきり私はこの特装版の小冊子のほうに収録されると思っていたんですが、まさかの単行本本体の方で、しかもライナスのええかんじのセリフで終わっている次のページから、そのおがき先生がお描きになられたとはいえどろ高の漫画が始まってわたしはほんとうにびっくりしました…。

ランドリファンの方々はどう受け取られましたでしょうか…私に取っては宝物のような数ページなのですが…。そもそものきっかけは、流血貴族のアオリをおがき先生が考えて下さったというか、何気ないメールのやりとりで「流血貴族ってこんな感じですよね〜!」っていう割とライトなノリでおがき先生があのアオリのような文章を送って下さったんですね。そしてあまりのクオリティにおののき、是非本編で使わせて下さいとお願いして、どろ高番外編で使用させて頂いたんです。無償で!!(重要)あのおがき先生のアオリ文がなければ、流血貴族の番外編は描かなかったかもしれません…(笑)

合同サイン会のときに私はランドリを題材に、イオンちゃんのお胸に関する話を描かせて頂いたので、今回の28巻のテイルピース(最高でしたね)的にはそっちが載ってもよかったのでは…と厚顔無恥ながら思わないでもないですが、それこそランドリファンの方々に取っては「お前誰だよ」ですよね。

そんなわけでコアなどろ高ファン(いるのか)の方はランドリ28巻をお手に取ってみてはいかがでしょうか。おがきちか先生が描かれたモテそうなけーぶんが見れます!あとルシミカ。

どろ高完全版上巻でました

お久しぶりです、作業のメドがつきましてようやく落ち着いてきました。先月の25日にどろ高完全版上巻が無事発売されました! 

 

共鳴せよ! 私立轟高校図書委員会 完全版 上巻 (ZERO-SUMコミックス)

共鳴せよ! 私立轟高校図書委員会 完全版 上巻 (ZERO-SUMコミックス)

 

 

 A5判で大きく見やすくなってます。かなり立派な仕上がりにして頂いて嬉しいです。販促で描かせて頂いたイラストや、旧コミックスには未収録の漫画などがチョコチョコ入ってます。私的には「どろ高だより」のページが一番面白かったです。こんなこと描いてたんだな〜!描き下ろしもちょびかしあります、久しぶりにどろ高で4コマ描きました…。

 ↓書店さんによってはペーパーがもらえるので、よろしければリンク先にてご確認下さい。可能な限り名前の由来になってるキャラを描かせて頂きました。

『共鳴せよ!私立轟高校図書委員会 完全版』上巻発売記念企画 | 月刊コミックZERO-SUM

 

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ほぼ仕上げ段階の表紙絵。下巻は男子です、おたのしみに…。

 

今月25日発売の「どろ高完全版下巻」と「平和な学校」もよろしくお願いいたします。「平和な学校」は一応現代もので、三本話が入ってます。どれも不穏な話で、今まで出して頂いた短編集とは少しテイストが違いますが、それでも興味のある方には是非手に取って頂きたいと思っています。

 

四月から五月の、一番忙しいときに体調を崩して、検診や検査を受けたんだけど何も見つからず、そうこうしてる間に回復するという二ヶ月が地味に辛かったです。なんだったんだ、心因性かな?やることが多いと心配になってメンタルにくるのです…。

TBSラジオで伊集院さんが朝やってる番組に、作家の五木寛之さんが出てらして、それがきっかけで今「生きるヒント」を読んでいます。すっごく流行ったときに親が買ってきたので、私も小中学生くらいに一回読んだんですが(お前は何のヒントが欲しかったんだ)ちらほら覚えてる文章もあって面白いです。寝る前に一章ずつ読んで寝てます。あと、作中で取り上げてられてる問題が現代の日本とさほど変わっていなくて、約20年前も今も、日本てずっとこんな感じなんだな〜って思ってしまいます。