ご無沙汰しております、ちょっと作業が押しまして五月になってしまいました。もう今年も残すところあと八ヶ月かあー!
千歳ヲチコチ8巻でました!
千歳ヲチコチ 8 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
- 作者: D・キッサン
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2016/04/25
- メディア: コミック
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ネタバレ気になる方はスルーでお願いいたします。
表紙の二人は逢う時の衣装にしました。亨は5巻の表紙と同じ内舎人の装束なんですが、同じ色で塗るのもなんだなあと思って、光が当たっていると仮定して明度を上げた色で塗りました。平安時代は決まった婚礼衣装のようなものが無いんですが、せっかく結婚するしチコは今で言う白無垢を意識した配色にしました。唐衣の模様は葵です。
表紙デザインも、めでたい感じで!ご祝儀袋みたいな!(ひどい指示の仕方ですね)とお願いして、いつもお世話になっているデザイン事務所のナルティスさんでいい感じに仕上げて頂きました。とっても気にいってます!
どう終わるにせよ、最終巻は亨とチコの為だけに描こうと思っていました。しかしながら月12ページで始まったヨチヨチ連載だったのに、紆余曲折あってまさか主人公同士のベッドシーン(語弊あり)で終わるとは私も思ってなかったですよ本当に…。改めまして、周りのキャラに振り回されてきた二人を見届けて下さって、最後までお付き合い下さった読者さま方には本当にありがとうございました!亨は実家から自分の枕持ってきました!
最初はV8!V8!てやらせよかと思ったけど、軽い気持ちでマッドマックスに絡んではいかんと思い留まりました。
そして帯にありました通り、どろ高が完全版となって復活!です!A5版で上下巻で出ます。単行本に収録されなかった原稿や販促で描かせて頂いたものなどもチョボチョボ入れて頂きます。
ちょっと前に編集部でその打ち合わせがあったんですが、自分で描いたことを忘れているものも多数あり、その諸々の原稿を見せられておののきました。今明かされるキャラクター達の設定裏話とか…どうしようか…言うほど思い出せるだろうか…。とにかく楽しいものにしようと思っていますので、がんばります。ありがたいが読み返すのが辛いぞ…!
あと今月末発売のゼロサムに読み切り32ページ載ります。ゼロサムWARDに描かせて頂いた「しかしなにもおこらなかった」の続編みたいな感じなんですが、知らなくても読めるようにはしてあるつもりです。「平和な学校」というタイトルなんですが不穏な学校のお話です(笑)
これでWARDに描かせて頂いた短編はまとめて単行本にして頂く予定なので、近々またお知らせできると思います。不穏な話だらけの一冊になりますので今までの短編集ともまた違うテイストになると思いますが、興味のある方はよろしくお願いいたします〜。
つんどくを消化してました。
これ面白かった〜。サンキュータツオさんはラジオで良く拝聴しているので、喋りをそのまま聞いてるように読んでしまった。「女子校が共学校になり、男子生徒が入ってくることによって女子の外見がどう変わるか」っていう研究でわかったことで、女子校から共学校になると偏差値が落ちて(女子が男子の目を気にしておしゃれするようになり、勉学が衰える)、男子校から共学校になると(女子にかっこいいと思われたいので、男子が勉学に励む)偏差値あがるんだって!!最後の湯たんぽ研究の話はちょっとつらかったです。人が何年もかけて研究してきたことに敬意を払わない人の罪深さよ…。
- 作者: V.E.フランクル,霜山徳爾
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 1985/01/22
- メディア: 単行本
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ナチスの収容所で実際にどういうことが行われていたか、それによって人間にどういう変化が起こるのか、を自らも収容された精神科医の著者が綴った本です。ほんとにひどいんだけど、人間て責任が自分に無いと残酷になれるんだなと分かります。すごい本でした。
初級篇と言いつつ、一本でも二本でも話を作って完結させたことがある方向けではあるような気がします。この世には表に出ずに葬られる企画がいっぱいあるんだな〜というのが分かりました。三宅監督が実際に関わってきた脚本家さんたちの話がとっても面白いです。脚本て…たいへんだな!!ところで、この三宅監督がラジオ番組のタマフルで紹介してた「ファイナルガールズ 惨劇のシナリオ」っていう映画はすごく良かったです!
執事をなさっている方が書かれた本で、お金持ちはどういう人なのか、どういうところにお金を使っているのか…というのが分かって面白かったです。携帯は盗聴されてるかもしれないので、暗号やマイナーな外国語で喋って使ったあとはすぐ壊す!!
全四巻読み終わりましたが、私はちょっと物足りない印象でした。そしたらあとがきで「もっと書きたかった、私が三十代前半ならもっと書けてた」的なことを宮尾さんがおっしゃってて、加齢による衰えを自覚してのことなのか…ううむ…と、じわじわさみしさも感じてしまいました。しかしだな…これをお書きになられた時は70代半ばでらっしゃるので、それももうすごいよな…!?この作品は大河ドラマ『義経』の原作の一つでもあるのですが、脳内キャストは大河清盛になってしまいました。
今はお母さんが持ってきてくれた北方謙三「楊令伝」読んでます…こりゃ長くなるぞ〜(全15巻)