朝が来た

肌寒くなってまいりましたね〜。最近生活を朝型にしてまして、朝ドラも朝見て（あさが来た面白いですね！！）、日曜日はプリキュアも見れるようになりました。仮面ライダーゴーストは寝起き直後なので記憶が曖昧なのですが、竹中直人とテンションの高いお坊さんがいるな…？というのは分かります。ヲチコチも更新されております、よろしくお願い致します。

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ついに…顔をあわせてしまったですが…六十二帖にして…。これ御簾めくったのが実興だったら、多分（相手が自分を受け入れると判断した上で）優しくそっと腕に抱いて、チコが目を覚ますまで待つでしょうね。そんで「私を枕にしてみた夢はいかがでしたか？」とかささやくのかね？ほんとにそんな世界だったのかね平安は…。

さて亨はどうするかですが、そんな後編も無事入稿しましたので、楽しんで頂けるといいなあと思います。私にしては珍しく３０ページくらい描きましたのでよろしくお願い致します。どうかな〜だいじょうぶかな〜！

最近読んだ本 

廃墟建築士 (集英社文庫)

 ちょっと不思議な現代ものの短編集です。この中だとやっぱり「図書館」が好きかなあ。本がらみ、文字がらみのお話は創作でも事実でもやはり惹かれるものがあります。

与楽の飯　東大寺造仏所炊屋私記

 東大寺の大仏をつくる為に地方から派遣された仕丁（しちょう）たちと、そこで飯屋を営む炊男（かしきおとこ）のオムニバスです。仏が腹をいっぱいにしてくれるか、人を救うのは人ではないのか、だとしたら大仏をつくる意味ってなんだ、みたいな、そう言う事を大仏づくりに関わる人たちの視点から描かれています。やー、私は完成したものしか見てないけど、よくやろうと思ったよねほんと…。

澤田さんの著書のなかではさくっと読める方だと思うので、奈良時代に興味のある人にはオススメです。なによりご飯描写が多い事が新鮮です。私もヲチコチでご飯描写をもっと入れたかったのですが、人々がどうやってご飯を食べていたのか、あんまり資料がないんですよね〜。

良いコミックデザイン

 フォロワーさんに教えて頂いたんですが、拙著の「共鳴せよ！私立轟高校図書委員会」の１、２巻と短編集「矢継ぎ早のリリー」、「ゆり子には内緒」を紹介して頂いてました。ゆり子はなんと表紙にも使われている…！デザイナーさんのお仕事ですが、嬉しかったです！他にも素敵なデザインの単行本がたくさん紹介されているので、装丁などに興味のある方は是非。

映画は「キングスマン」と「アントマン」観ました！二本ともすごく面白かったです。家では古い邦画を観てるんですが、最近観た中では木下恵介監督の「カルメン故郷に帰る」と続編の「カルメン純情す」が印象深かったです。そして木下監督のだと思って借りて来た「楢山節孝」が今村昌平監督版の新しい方だった…でも面白かったです、辛い描写ばっかだったけど。これがあの愛すべきB級映画「デンデラ」につながっていると思うと…！

映画と言えば金ローるろ剣三週連続放送だって！？ところで私がリアル中二の時に描いたるろ剣絵を見てくれ。

CLAMP先生の影響でコピックっていう高い画材をお小遣いやりくりして買ってたんだぜ

ツヤベタも練習してさ

昔の方がちびキャラ描けてるな

どうだ

そりゃ感動もするよ、実写になるなんて

九月の雨は冷たくて

なんだか意外と早く夏が去りつつあるような気候になって参りましたね。とにかく梅雨のような雨続きが途切れて良かった〜。ヲチコチ更新されております、よろしくお願い致します。

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ちょっと誤植というか、下描きのセリフが写植に反映されてなかった箇所があります。P21の2コマ目、長山のセリフ「姫様の主の事ですわよね」ってなってますが、正しくは「姫様の、主の事ですわよね」です。

まあとにかく、ここは屋敷の主＝姫（女性）だと長山さんが（ポロっと）言ってるということです。内親王識子のことを言ってるのではありませんのでご了承ください。ってはっきりしなくてもいいんですが、もうあんまりややこしいことにはしたくない所存です（笑）

読み終わった本

祈りの海

 表題の「祈りの海」と「イェユーカ」が好きだな。結構重め（私にしてみれば）のSF短編集でした。こういうの読むと、人類は何かに滅ぼされるというよりは自滅していくのではないかと思います。

夏前半は調子も悪くて虫との遭遇も多く辛かったですが、後半は久しぶりの友達と会ったり展示や映画も観れたしまあまあ回復しました。

映画はミッション：インポッシブル／ローグ・ネイション（ローグ・ネイションは「ならず者」という意味らしい）とジュラシック・ワールド、あとインサイド・ヘッドなど。ミッション：インポッシブルを映画館で観るのは初めてだったんですが、端から端まで楽しいスパイ映画でした…すごく面白かった。くじけそうになったとき「でもイーサン・ハント（トム・クルーズ）ならあきらめない！！」とメンタルを奮い起こすことが出来ました。

やや遅れてインサイド・ヘッド観に行ったんですが、噂に聞いていた本編を観る前に見せられる映像…確かにあれはいらんなあ〜！しかしインサイド・ヘッド本編はとても良かったです。子供連れの方が多かったですが大人は皆泣いてたよ！パパの頭の中がスポーツ観戦なの笑った。しかし短編の山の恋の話といい、インサイド・ヘッド本編のヨロコビやカナシミといい、もうこの世に擬人化できないものは無いなあ…。

ロシュフォールの恋人たち デジタルリマスター版(2枚組) [DVD]

 買っちゃった…この映画大好きなんですよね〜。みんな清々しいほど恋と夢のことしか考えてなくて、でもそれが凄まじい勢いで終結していくラストにいつも「おまえらみんなしあわせになれ！！」って思いながら泣いてしまうのです。ミュージカル映画で音楽も最高です。

今日は早朝「ついに」と思うくらい大きい地震があってビビりました。最近届いた東京防災の冊子がとても良いつくりだったので、ちゃんと読んで備えないとな〜！

虫が元気だから夏は嫌い

猛暑も一旦納まって、３１℃３２℃くらいだと「あ、暑くない…」と思えますね。そんなこんなで今月もヲチコチ更新されております、よろしくお願い致します。

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亨とチコのことを応援して下さってる方は、そろそろキリンジさんの「Love is on line」という曲を聴いて頂けると嬉しいです。第三十六帖のサブタイとしても使ったんですが、亨とチコの関係性と歌詞が結構リンクしています。

というか最初聴いた時は私が丸パクリしてしまったんじゃないかと震えましたが、よくよく調べるとこれはネット恋愛をモチーフにした歌らしいので、なるほど確かに顔も本名も素性も分からず言葉だけでやりとりするのが似ているのかも、と思いました。

この歌を四巻の内容を描いているときに聴いて、なんだか私は強く「もしかして亨とチコを、もうちょっとちゃんとどうにかしなくてはいけないのか…！？」と思い、四巻で二人はああいうコンタクトをとった訳で、この歌のおかげでこういう流れになってるのかもしれないので、興味のわいた方は是非聴いてみて下さい。

キリンジさんを知ったのは、弟さんが脱退するとなってラジオでキリンジさんの曲がいっぱい流れてからなので、かなりの新参者なんですが他の歌も気に入ってしまいボチボチとアルバムを買うようになりました。

そんなことより蟻である。

去年、部屋に放置しておいた桃のせいで蟻に侵入せしめられた我が家ですが、蟻の道が残っていたらしく今年も侵入されました。アリの巣コロリ様のおかげで部屋からは引いたんですが、だめ、まだこわい！！！つらい！！

今月分更新のヲチコチで「虫が元気だから夏は好き」とかキャラに言わせといて私はこのアリ様です。蟻だけにね！！！！！

 読み終わった

母の遺産 - 新聞小説(上) (中公文庫)

母の遺産 - 新聞小説(下) (中公文庫)

 自分、母、祖母の代に遡って一つの家の変遷をたどる描写がとても面白かったなあ。つらいところも多かったけど前向きなラストでした。色々モノにこだわる人、良いモノの価値が分かる人が生活水準を落とすって難しいかもな。

夏はほんとに年々バテ気味になり、動かず仕事してやり過ごすのがいいんですが、河鍋暁斎の展示は行きたいです。行けるかな〜。来月６日までか〜。

７巻出ました〜

梅雨も明けて暑くなってきましたね。千歳ヲチコチ７巻無事発売されました〜。よろしくお願い致します。

千歳ヲチコチ 7 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

 書影まだ表示されないですね…？とにかく、やりたかった雅楽編がまとまって良かったなあという感じです。ちょっと真面目に描いた部分もあるので恥ずかしくて読み返せない〜(((( *ノノ) とかなってたらトーンの抜き忘れを発見してしまった…つらい。

丸善ジュンク堂さんでお買い上げ頂くとペーパーが付くようなので、興味のある方は各店舗さんにご確認の上、見つけてみてください。

７巻作業風景など。雅楽は写真の資料があんまり無くて途方に暮れていたところ、東儀秀樹氏が子供向けに雅楽を紹介しているビジュアル絵本のような物を図書館で発見し、ありがてえありがてえとカラーコピーしまくったのでした。ほんとあれのおかげで助かった。

７巻の続きはこちらのゼロサムオンラインですぐに読めます〜。よろしければ。

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７巻のオビに「亨とチコが大接近」みたいなアオリ付いてるけど「どうせまだ会わないんでしょう」と思ってる皆様、今結構いいヒキですよ。

読み終わった本など

ＭＭ９ (創元SF文庫)

 怪獣が災害とされている世界で、その対策にあたる気象庁の人たちの話です。これとっても面白かった〜！なぜかゆうきまさみ先生の絵で再生されました。この前、台風３つに日本が囲まれたとき「怪獣が一気に三匹も迫って来たら大変だなあ」と思ってしまった。怪獣の存在する定義と私たちが存在している定義が違うということが設定されてるのがなるほど〜という感じで面白かったなあ。

母の遺産 - 新聞小説(上) (中公文庫)

 うちの近所の本屋さんには売れ筋とちょっと違う「これは私たちが推してます」ゾーンみたいな一角があって、そこの置かれてる本を時々買うんですがこれもそうでした。老いた母親と向き合う次女の話です。自分だったらどうするかなあと想像してちょっと辛くなりました…。

映画はマッドマックスとアベンジャーズAoU観ました〜。疲れましたが終止楽しかった印象。ジュラシックワールドが楽しそうなので観に行けたら良いな〜。

イコライザーおじさん

ご無沙汰しております、単行本作業もほぼ終えました。私がどうかなっても７月２５日にヲチコチ７巻出ると思います。最新話公開されております、ここまでが７巻に収録されます。よろしくお願い致します。

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平安物として女装はいつかやらんといかんなと思っておりました。感無量です。

 最近読んでた本

夢も定かに

満つる月の如し: 仏師・定朝 (徳間文庫 さ 31-7)

 『孤鷹の天』から引き続き澤田作品を読んでたんですが、両方とも面白かったです。フォロワーさんにもオススメされた『夢も定かに』は奈良時代の働く釆女達の話で、なんとなく酒見賢一さんの『後宮小説』を思い出して（女子３人で一部屋の感じが）一番読みやすかったな。

『満つる月の如し』は政争に巻き込まれる仏師定朝と僧侶隆範のお話です。平等院鳳凰堂行ったことあるので、定朝が造ったのかあれホア〜！って感じで楽しく読みました。あと色稚児の甘楽丸と隆範の関係は、普段脳内のBL係数が低いわたくしもちょっと萌えッときましたよ。

紙の動物園 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

読書家の編集さんに薦められた本です。海外物だしSFだし…で、こういうジャンルはほんと何にも知らないくらい門外漢なんですが、 面白くて素敵な短編集でした。やはりちょっとその、SF的な用語がズラズラズラ〜と並んだ時は「な、何を言っているか全く分からん…！」って感じだったんだけど、お話自体はそんなに難しい訳ではないです。

特に好きなのが「選抜宇宙種族の本づくり習性」と最後の「良い狩りを」かな。SFと言いつつ、文字に関するお話がいくつかあって、それはどれも好みな感じでした。いやあ…もう４次元５次元とか当たり前で、人間も意識だけで生活してて（それって人間なのか）やっぱぱねえSFは…。

これはあんまり話とは関係なくて私が得た印象なんだけど、ポジティブな「父性」の描写がとても多いのにちょっと驚いた。パパつよいな。

作業が一段落したので映画DVDをつらつら観てたんですが、デンゼル・ワシントンの「イコライザー」めっちゃ面白かったです。「人に向けてやってはいけないDIY」がいっぱいつまったホームセンター映画でした（違います）嗚呼、何故私が通う喫茶店にデンゼル・ワシントンがいないのだ…。

あと「思い出のマーニー」すごいよかったです…。マーニーは金髪ロングで可愛いことこの上無しですが、杏奈もパッと見ボーイッシュだけど美人顔で、二人を見て「かわいい…かわいい…！」とつぶやきながら鑑賞していました。声も合ってたし、背景も美しかった。杏奈の心のヒダが丁寧に描写されてて、こうしたいのに出来ない自分にいらだって凹んじゃうとことか、あ〜なんかわかるな〜って共感してジワッと来たりしました。

私はここ最近のジブリの、涙の表現が苦手というか、ちょっとモッタリしてる水の表現があんま好きくないな〜と思ってたんだけど、マーニーではあんまり感じなかったな。ジブリも色々あるぽいが、次世代の方々にもがんばっていただきたいです…。