消息

D・キッサンのお知らせ用ブログです。

イコライザーおじさん

ご無沙汰しております、単行本作業もほぼ終えました。私がどうかなっても7月25日にヲチコチ7巻出ると思います。最新話公開されております、ここまでが7巻に収録されます。よろしくお願い致します。

 

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平安物として女装はいつかやらんといかんなと思っておりました。感無量です。

 

 

 最近読んでた本

夢も定かに

夢も定かに

 

 

満つる月の如し: 仏師・定朝 (徳間文庫 さ 31-7)

満つる月の如し: 仏師・定朝 (徳間文庫 さ 31-7)

 

 『孤鷹の天』から引き続き澤田作品を読んでたんですが、両方とも面白かったです。フォロワーさんにもオススメされた『夢も定かに』は奈良時代の働く釆女達の話で、なんとなく酒見賢一さんの『後宮小説』を思い出して(女子3人で一部屋の感じが)一番読みやすかったな。

『満つる月の如し』は政争に巻き込まれる仏師定朝と僧侶隆範のお話です。平等院鳳凰堂行ったことあるので、定朝が造ったのかあれホア〜!って感じで楽しく読みました。あと色稚児の甘楽丸と隆範の関係は、普段脳内のBL係数が低いわたくしもちょっと萌えッときましたよ。

 

読書家の編集さんに薦められた本です。海外物だしSFだし…で、こういうジャンルはほんと何にも知らないくらい門外漢なんですが、 面白くて素敵な短編集でした。やはりちょっとその、SF的な用語がズラズラズラ〜と並んだ時は「な、何を言っているか全く分からん…!」って感じだったんだけど、お話自体はそんなに難しい訳ではないです。

特に好きなのが「選抜宇宙種族の本づくり習性」と最後の「良い狩りを」かな。SFと言いつつ、文字に関するお話がいくつかあって、それはどれも好みな感じでした。いやあ…もう4次元5次元とか当たり前で、人間も意識だけで生活してて(それって人間なのか)やっぱぱねえSFは…。

これはあんまり話とは関係なくて私が得た印象なんだけど、ポジティブな「父性」の描写がとても多いのにちょっと驚いた。パパつよいな。

 

 

作業が一段落したので映画DVDをつらつら観てたんですが、デンゼル・ワシントンの「イコライザー」めっちゃ面白かったです。「人に向けてやってはいけないDIY」がいっぱいつまったホームセンター映画でした(違います)嗚呼、何故私が通う喫茶店にデンゼル・ワシントンがいないのだ…。

あと「思い出のマーニー」すごいよかったです…。マーニーは金髪ロングで可愛いことこの上無しですが、杏奈もパッと見ボーイッシュだけど美人顔で、二人を見て「かわいい…かわいい…!」とつぶやきながら鑑賞していました。声も合ってたし、背景も美しかった。杏奈の心のヒダが丁寧に描写されてて、こうしたいのに出来ない自分にいらだって凹んじゃうとことか、あ〜なんかわかるな〜って共感してジワッと来たりしました。

私はここ最近のジブリの、涙の表現が苦手というか、ちょっとモッタリしてる水の表現があんま好きくないな〜と思ってたんだけど、マーニーではあんまり感じなかったな。ジブリも色々あるぽいが、次世代の方々にもがんばっていただきたいです…。

ロンドンに帰れと言われました

今月から公開日が変更になりまして、これから毎月第一金曜日公開になります。ヲチコチ最新話公開されております、よろしくお願い致します。

 

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扉絵、亨父とムッコの若い頃なんですが、亨父は髭が無いと「ちょっと顔の良いモブ」くらいの存在感になってしまうんですね。というか、亨と亨父の若い頃の描き分けができぬ。ムッコは亨兄をいつ産んだんだろう…多分10代前半ですね…。ていうか亨父とか亨兄とか戸愚呂かいな。

多分、来月公開されるところまでが7巻に収録される感じになります。ヲチコチ7巻は夏あたりの予定です、よろしくお願い致します。ちょっと間が空きまして申し訳ありません。

 

 

 読み終わった!

孤鷹の天 上 (徳間文庫)

孤鷹の天 上 (徳間文庫)

 

 

孤鷹の天 下 (徳間文庫)

孤鷹の天 下 (徳間文庫)

 

とっても面白かったです!かいつまんでいうと政変に巻き込まれる大学寮の学生達の話…かなあ。私は基本的な日本史も頭に入っておりませんので、奈良時代の政権の移り変わりなども全く知らんのですが(本当に申し訳ありません)大学寮も廃寮になったり復活したり色々あったんだなあと。

前にも書きましたが、この時代の宮中に関する知識があった方がスムーズに読めるかもしれないです。私はかろうじて平安をちょっとかじっていたおかげで「これはこういうことかな?」「これはあの役職かな?」とやや目星をつけて読めましたが、全く知らないと正直前半はちょっときついかもです。

でもキャラクターは皆それぞれ魅力的で、会話などは現代に近いし感情移入はしやすいです。当時の風俗や風景が分かるように描写されてるし(著者の澤田さんが歴史学者なこともあり)奈良時代はこうだったのかほうほう、と新しく知ることも多くて奈良時代奈良時代でまた興味が出てきました。奈良時代大河やってよー!

 

 

去年観れなかった映画を今DVDでダラダラ〜っと観てるんですが、ほんとに今更感満載ですが「ベイマックス」良かったです…。他のキャラが戦ってるとこももう少し長く観たかったな、かっこよかったので。

インターステラー」は私はちょっと合わなかったです。というかあんなNASAはどうかと思うんだけど…。

高校のときに読んだ「悪童日記」の映画、さすがにキワドいシーンはそれを匂わせるくらいになってましたが、原作で印象深かったシーンなどが違和感無く映像になっていて「おお…」と思いました。双子が互いをベルトで殴り合うとことか、そうそうこんな感じだよ〜と奇妙な懐かしさが。あときれいなお姉さんのきれいなおっぱいが見れます!!久々に映画で「なんと美しいおっぱいや…!」と感銘を受けた(笑)大きく映る訳ではないが。主役の双子(原作でもこの双子は美少年設定)も可愛いです、よく見つかったなあ。

余談ですが家族がGW中にスターウォーズ展行って来たみたい。お土産もらいました 。素敵な絵だなあ。

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一本も観たこと無いの、すたーうぉーず…。観ようと思ってはいる…。

 

 

あとこれだ!

ROOT∞REXX

ROOT∞REXX

 

 御巫桃也先生キャラデザのこれ…早速ロンドン帰れやエンド(誰とも結ばれないエンド)になってしまいました!!!

乙女ゲー久々だったから忘れてた!!選択肢の前では必ずセーブせよということ…一人ずつ丁寧にケアせよということ…!

なんか皆悩み事とかあるぽいし、まんべんなく話聞いてたら誰ともくっつけんかったわい。いや、でもせめて誰とも結ばれないなら友達の亜美ちゃんエンドくらいにしてくんないとつらいです。今後は心を入れ替えて白石君からアタックします!

最後にやった乙女ゲーが同じオトメイトさんの「華ヤカ哉、我ガ一族」だったんですが、こっちは序盤ゴミ虫とか馬鹿者とか罵られるのに、ROOT∞REXXは割と始めからキャラ達が私に好意的で優しいのでびびってしまった(多分こっちが普通なのかもしれない)

 

 

多分これからユルユルと単行本作業に入ります、webで読めるのに単行本(紙でも電子でも)買って下さる方はなにかな?天使かな?と感謝の思いを抱きつつ、机に向かいたいと思います。新刊楽しみにして下さると嬉しいです〜。ではでは。

寒の戻りぱない

なんだか暑かったり寒かったりの春ですね〜。遅まきながらヲチコチ最新話更新されてます、よろしくお願い致します。今回は場面の切り替え多くて読みにくかったかもしれません、すいません。

 

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女房の名前の件、昔から疑問だったので今回漫画で説明することで自分も学びました。というか、いまだに知らないことだらけで描いてるね〜こわ〜!と冷や汗をかく…。

わたくしの大好きな大河ドラマ平清盛の脚本の藤本有紀さんも「”調べきれなかった資料の欠落が後に作品を蝕むのではないか”という不安を感じる」ってインタビュー記事かなんかでおっしゃってたので、私もそうだなあ〜と思いながら取り組んでおります。

ヲチコチ始める時も平安の知識は描きながら追々…という感じだったので、キャラの名前もはっきり「藤原」「源」とか付けちゃうと後で描けないものが出てくるのではないか?と思ってゆるふわネームで始めさせていただきました。最初は摂関家の意味もよくわかんなかったもんな〜!ゆるふわにしといて良かった…。

 

 最近読んだ資料で面白かったのはこれかな〜↓

源氏物語の結婚 - 平安朝の婚姻制度と恋愛譚 (中公新書)

源氏物語の結婚 - 平安朝の婚姻制度と恋愛譚 (中公新書)

 

平安時代は一夫多妻制というのが割と広まってますが、実は一夫一妻多妾制なのではないかということを書いた本です。正妻とそうでない女性の扱いの差などが源氏物語を使って解説されてました。わりかし今までの考え方を覆されたので読み応えありました。

 

あと水滸伝読み終えたからこれを読み始めた…↓

孤鷹の天 上 (徳間文庫)

孤鷹の天 上 (徳間文庫)

 

 奈良時代の話で、主人公が大学寮に入るところから始まってます。最初はとっつきにくい見慣れない言葉が多かったけど慣れると楽しいです。

 

なんか歴史の話しかしてない…。あっ、来月からゼロサムオンラインが月2回更新(第1金曜日&第3金曜日)になってヲチコチは第1金曜日更新になります!とりあえず次は5月1日更新です、よろしくお願い致します〜!(業務連絡)

情熱のコンチェルト

気付いたら今年も、もう四分の一が過ぎようとしている…。ヲチコチ最新話更新されてます、よろしくお願い致します。チコと亨の物理的な距離が縮まったので同時に二人を描写してみてるんですが、視点が増えることにより場面の切り替えも多くなり読みにくくなってしまうかな〜という懸念…。難しいですね。

 

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内親王識子様のキャラも明るみに出た訳ですが、身分ともに亨父を越える最強キャラかもしれないです。王朝貴族ならではの暗い部分をどうにかあまり出さずに処理(でも無かったことにはしたくない)するにはキャラに強くなって頂くしかないという…。

 

この識子様は私の中でかなりキャラデザがもたついたというか、難産でした。

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↑第一段階だとこんな感じ。この時点で決めてたのは「さっぱりして明るい女性、出家している、なので短髪キャラにしよう」くらいでした。

 

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↑第二段階では宝塚ぽくイケメンに見える感じでもいいのか?という揺らぎ…。大体の年齢も決まってませんでした。

 

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↑そして辿り着いた最終形態。

 

WARDにて連載させて頂いてた「英雄の親」も無事最終話を載せて頂けました。

ちょっと詰めた感じの終わりになりましたが、描きたいシーンは大体入れられた気がします、しかし疲れました。単行本になるにはもうちょっとページがいるので、もう一本くらい何か読み切りを描いて…っていう形になるかなと思います。まとまるのはもう少し先になりそうです、申し訳ありません。

 

ところでカーレンジャーで思い出したんですが、7年くらい前、友達と車メーカー擬人化の話をしてて大変盛り上がり、それを描いてみた絵がこちらです。↓

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タイトルの「情熱の協走曲」って、正しくは協奏曲(コンチェルト)なんだけど車だから「走」の字にしているのとか芸が細かいな!!設定はこんな感じでした↓

 

初子(ダイハツ):無理矢理トヨタと結婚させられる。子供(パッソ)も産まされる。メルセデスお姉様に憧れている。大(まさる)というお兄さんがいる。

トヨタ:豊田家の一人息子。初子と結婚し、初子の会社を傘下に加えることに成功する。

日産:トヨタの友人。ノリがフランスかぶれでウザいが、いざというときには頼りになる。

ヒュンダイ:ときどきメルセデスお姉様にちょっかいを出して怒られる。

日野:豊田家の運転手。しかし、いつかは豊田家を出て行こうと思っている。

スバル:美少年。実は体が弱い。ブラック・ジャフ先生(誤字にあらず)にいつも診てもらっている。

フォード:第二部の主人公。

メルセデス:孤高の存在。私は誰にも所有されない。

 

私は免許持ってないし、車もそんな興味ないし、メーカーのパワーバランスとか全然知らないんですけど、その友達らの語りがとても面白かったので「じゃあ擬人化しよう!」とその場のノリで描きました。楽しかったな〜。

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これも当時の絵ですな。スバル君は目の中にあの星のマークがあるんです。絶対人気出るよ〜とか言ってた、なつかしい…。

車とバイクは描きたくないものナンバーワンなので、まあ、漫画は描きたくないです。

激走戦隊カーレンジャー

おつかれさまです、キッサンです。(仕事メール)ヲチコチ更新されました〜。なんとか出仕にこぎつけた!よろしくお願い致します。

 

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そんなに勿体ぶったつもりはなかったのですが、やっと内親王様出せました。連載での新キャラはいつも不安です。読み切りはその場で話を終わらせられるので、キャラの役割も明確だからそんな風には思わないですが、連載での新キャラは今までのキャラとうまくやっていけるかどうか分からない不安があります。雅楽頭様はすごく不安でした…(笑)内親王様もうまく絡めていければいいな〜。

 

台湾版ヲチコチ3巻頂きました。

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装丁はほぼ日本の物と同じです。カバー下もカバー下用のイラストだし、ページ数も一緒だし、本文の紙質はむしろこっちの方が良いかも…。

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「ハハハ…ニ〜〜ハオ〜〜〜」

 

ところで、ヲチコチと平行して今描いてるワードでの連載「英雄の親」は、ヒーロー戦隊に選出された娘とその母親の話なのですが、私は戦隊ものは全く門外漢で、今回この「英雄の親」を描くにあたって何か観てみようと手に取ったのがスーパー戦隊シリーズ20作品目の「激走戦隊カーレンジャー」でした。

たまたま近所のTSUTAYAではこのカーレンジャーがおすすめされていたのです。これがね、とっても面白くてですね、ほんとに楽しい作品でした!戦隊ものの面白さってこういうことか〜と、また一つ食わず嫌いみたいなのが無くなって嬉しい限りです。

でもこのカーレンジャーはコメディ要素がかなり強い作品で、メタ的なつっこみも多くて、それが私好みだったのかなあと思いました。会社の同僚でヒーロー戦隊って、正直やだよね〜??会社もさ、しょっちゅう社員がヒーロー業のためにいなくなってて、やっていけるのかい?などという無粋な思いはさておき、日本のごく一部(ビッグサイト周辺)で戦って地球が平和ならまあいいかという気持ちになりました。

そしてこれが作品に生かせるかどうかはまた別のお話…。