消息

D・キッサンのお知らせ用ブログです。

あけ…おめ…

ご無沙汰しております。こんなはずでは…。単純に去年仕事が決まりませんでした。プロットとネームばっかりやって一年過ぎてしまい、結局企画も頓挫して別の編集さんとお仕事することになりました。はい、決まってよかった〜!無職つらかった〜!

新連載「三千世の心中」です。

comic.pixiv.net

 1話を3〜4回にわけて更新されるスタイルになると思います。よろしくお願いいたします。

明治後期・大正・昭和初期あたりをぼんやりイメージしたちょっと不思議なお話です。全1巻の予定なので最後まで読んでいただけると嬉しいです。結構前から頭の中にあって、ずっと描きたいなと思っていた話なのでよろしくお願いいたします。

頓挫した企画は大正時代の女学生で「エス」(擬似姉妹愛)をテーマにしたコメディだったんですが、ちょっと私のギャグと大正時代との食い合わせが悪く、シリアスで描いたほうがいいのではという話になり、でもそれを載せる場はない…みたいな感じになってしまいました。でも新連載が近い時代で描けてよかった…。大正時代で女学生はシリアス百合(!)でいつか描きたいです!

 

 最近(でもない)読んだ本

落花

落花

 

平将門と梵唄僧・寛朝のお話。平将門の乱が取りあげられています。寛朝は坂東にいる優れた雅楽家に教えを請うためやってきたはずが、平将門が戦う戦の中で心震わす音楽を感じてしまい…みたいな展開でした。キャラクターも多彩で面白かったです。

 

烏に単は似合わない? 八咫烏シリーズ 1 (文春文庫)

烏に単は似合わない? 八咫烏シリーズ 1 (文春文庫)

 

面白かったです!久々にちょっとハマって最終巻まで一気読み、外伝も読破しました。良い意味で平安風ファンタジーと言う感じ。第二部がもうすぐ始まるとのことで楽しみです。雪哉が好き〜〜!!真赭の薄は雪哉が好きなのかな…婚約話が出たときは思いっきり否定してたけど…匂わせ描写が気になるよ…。澄尾は幸せになってくれ。

 

月人壮士 (単行本)

月人壮士 (単行本)

 

聖武天皇がどういう人物だったのかを、彼を取り巻く各キャラクターによるインタビュー形式で語られるお話。藤原家の血が入ってしまった自分は完全な天皇なのかと苦悩する聖武天皇が描かれています。後述する『日輪の賦』の続編のような感じもあったり、同じ澤田さんの『与楽の飯 東大寺造仏所炊屋私記』を読んでいたらニヤリとできるシーンもあると思います。

 

日輪の賦 (幻冬舎時代小説文庫)

日輪の賦 (幻冬舎時代小説文庫)

 

大宝律令が制定される時のお話です。とってもドラマチック!これは上記の聖武天皇の祖母である讚良天皇が、いかに律令を制定するために頑張ったかが描かれています。上記の『月人壮士』とセットで読んでより面白かったです。

 

渡海先生のお話はいつも面白いんだなあ〜!わー、そういうことだったのか!となるラストに感動です。あとご飯の描写がいつも美味しそうです。

 

帝都物語【全6冊 合本版】 (角川文庫)

帝都物語【全6冊 合本版】 (角川文庫)

 

タイトルは昔から知ってたけど〜って感じだったんですが、妹が文庫を貸してくれたので読んでみました。軍人の陰陽師!禁断の兄妹愛!霊馬を駆る巫女!美男子を集めるおじさん!男も惚れる美青年!などなど設定が濃いです。お話も面白かった〜。巫女の目方恵子がかっこいい。帝都というか東京が舞台なんでシーンが具体的に想像できてよかったです。あ、あと三島由紀夫が大変なことになる。

 

朝ドラの「スカーレット」面白かったですね!話の中で、陶芸家である主人公の家に訪れたファンが「焼き物に触れると音楽が聞こえる」みたいな描写があって、そういえば昔どろ高の感想で「インドの音楽みたいで(サラッとしてて)いい」的なものがあったな〜というのを思い出しました。どろ高をそんな風に受け取ってくれる人がいるんだ!と思ってなんだか嬉しかったです。次の朝ドラの「エール」も観てます。窪田正孝君が毎朝見れるなんていい時代になったなあ。

 

コロナウイルスで非日常が続いて色々と疲れることも多いですが、皆様体調には気をつけてお過ごしください。早く収束して欲しいですね〜。