消息

D・キッサンのお知らせ用ブログです。

一年早い

12月だというのに暖かい!蕁麻疹もマシになってきました。ヲチコチも更新されております、よろしくお願い致します。来年であり来月である1月は、年末年始の影響でヲチコチも更新が少し遅れて第三金曜日の15日更新になります。よろしくお願い致します。

 

 千歳ヲチコチ | ゼロサムオンライン | 一迅社オンライン

 

今回は春雪さんのお話でした。実興は亨から女性の話をされたのが面白くて、つい過剰に煽ってしまったのです。あと私は「かぐや姫の物語」大好きですよ!!すごい映画だと思ってます。御門は御門として育てられたんだからしょうがない。それでも一旦退くくらいのジェントルさあるし、私は嫌いじゃないよ!!

 

読み終わった本

火星の人 (ハヤカワ文庫SF)

火星の人 (ハヤカワ文庫SF)

 

 これめっちゃ面白かった!!!火星調査に来たけど帰るとき一人おいてけぼりになる話です。映画やるけど原作も面白いですよ〜って、おがきちか先生がおっしゃってたので読んでみたんですが、とてもよかったです。

明るいSFでお仕事ものかなあ。組織やグループの中で、どれだけの時間どれだけの人と同じ方向を向くことが出来るのか、そしてそれが出来たときというのはとても大きなものが得られるなあと思いました。あとユーモアの力。そのおいてけぼり食らったワトニー(主人公)がめちゃめちゃチャーミングなんだよね〜。笑うところも泣けるところもたくさんあって、読んでる間本当に楽しかったです。訳も今っぽい口語が多用されてて新鮮でした。映画はマット・デイモン主役だけど、小説読んでるあいだはクリス・プラットで想像してた。

 

文豪失格 (リュエルコミックス)

文豪失格 (リュエルコミックス)

 

 もともと作者さんの漫画のファンだったのですが、紙媒体で本を出して下さって本当に嬉しい!!ドラマCDとかのほうが先なのかな?天国にいる文豪たちが互いのネタ(事実)をダシにわちゃわちゃする話…でいいのかな…?太宰治芥川龍之介にガン無視されてるのとかめっちゃ笑いました。

作者さんは美術や歴史に造詣の深い方で、オリジナルの漫画もすごく面白くて、昔から「どうしてこの人プロじゃないんだろう」と思ってたくらいなので、今後もなにかしら紙媒体で本が出ると嬉しいなあ。

私は5、6年前に文豪読もうキャンペーンをやってて、大体の文豪作品はザッと読んだんですが、何となく感じたのはそれぞれの文豪の女性に対する距離感がそれぞれ違ってて面白いなあと思いました。話が好みなのは川端康成です。読んでない文豪もいるのでまたキャンペーンやろうかな…。

 

映画は「恋人たち」をテアトル新宿で観てきました。感想が言いにくいんだけどすごく良かった。とにかくディスコミュニケーションの連続で、話が通じない人とは最後まで通じなくて、分かり合えない描写が続きます。そんな中で「あなたともっと話がしたい」と言われることがこんなに救いになるのかと、すごく心が震えた映画でした。現代物の邦画の魅力の一つは、観たあとに映画館を出ると周りが何となくドラマチックに見えて、隣を歩いてる人やすれ違った人に対して、見えないけどあんなことやこんなことを抱えて生きてるんじゃないかって想像できることだなと思ってます。

永青文庫春画展)と印刷博物館(世界のブックデザイン)も行けてよかったです。平安的な春画もいくつか観ましたが、特に男性に関しまして、ことに及ぶときには全裸であっても烏帽子はとっていなかったことをご報告させて頂きます。

ブックデザインは一冊づつ手に取って見れたので楽しかったです。センス…センスの洪水…!でも日本のブックデザインもぜんぜんイケてるなあと思ってしまったんだけど。

 

 そう言えば水木しげる先生がお亡くなりになりましたね…。

 ということで恐れ多くも同じ本に漫画を収録させて頂いた「漫画家たちが描いた日本の歴史 古代・王朝編」をもっかいはらせて下さい…。私はヲチコチを三話ほど入れて頂いてます。すごく嬉しい反面、現物はあるんですがいまだに不思議で恐れ多い(他の作家先生に対しても)なあと思い続けています。

水木先生や手塚先生、藤子F、A先生などは漫画での古典になっていくのだろうと思います。まだまだ読んでいないものも多いので触れていきたいです。

 

年内の更新は多分もう無いので今年はこんな感じで。お世話になりました、来年もよろしくお願い致します〜!