消息

D・キッサンのお知らせ用ブログです。

最終回でした

寒いではないですか。ゼロサムオンライン更新されています、よろしくお願い致します。

 

 千歳ヲチコチ | ゼロサムオンライン | 一迅社オンライン

 

最終回でした!ここまでお付き合い下さり本当に有り難うございました。あれもこれも〜と思ってたらコマギューギューになりました。

 

ネームの段階で「ページ内に収まるか分からん…」と少しうなだれてたとき、友人に勧められて買った川原泉先生の漫画をパラパラめくってたら、川原先生は1ページ平均で8〜9コマほど割ってらして、多いページだと13、14コマくらいあって、私はハッとして「ページがなければコマを割ればいいじゃない」とマリー・アントワネット(川原先生だよ)に言われたような感銘を受け、ネームに向き直りコマを割りました…。

幾ばくかページを融通して頂いてアレでしたので、最初に言われたページ数だったらキャラもあんなに入れられなかったなあ。ワーカホリック組入れられなくてすいません、たぶん仕事してます。

 

亨は「白米」というか「ご飯」みたいなキャラにしたいと思って今まで描いてきまして、どんなおかずでも、誰とペアになってもしっくりくるキャラを目指していたんですが、チコという珍味に出会って米としてのポテンシャルを最大限引き出されたのかな〜っていうくらい、私も描いてて亨のがんばり?に驚かされたというか「亨、おまえこんな男だったのか…」と発見しきりな最終話となりました(何を言っているのか分からない自分でも)

 

最終巻となる単行本8巻は4月25日発売予定です。先日、最終話の原稿チェック(オンラインで表示されているものと照らし合わせて誤植の訂正や作画の直しをする)をしてたんですが、春雪さんのホクロがかなり除去されていて「ホクロを復活させて下さい」という指示を書いたふせんをたくさん原稿に貼って返却しました(笑)ホクロキャラの宿命か…。よろしければ来月の単行本もよろしくお願い致します〜!

三寒四温

寒暖の差が激しくなってきて春が近付いている感じですね。遅ればせながらゼロサムオンラインも更新されています、よろしくお願い致します。

 

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亨の初期アビリティ「心を込めて説得する」が本領発揮です。チコは虫めづる姫君の中でも一番の小物…!そして次回最終回です。「逢うときが終わるとき」というか「逢わせるのは最後」というのはなんとなく決めていたので、亨とチコの二人を逢わせて作品を終えられることが出来て本当に良かったです。無事に最終話も描き終えたので最後までおつきあい頂けると嬉しいです!私としてはベストを尽くしたつもりですがハラハラしますぞ…だいじょうぶかな…。

 

最終話描き終わって流れるように単行本作業に入ってしまってます。それでもオデッセイだけはビャッと行って観てきました!原作を思い出してポロポロ泣きながら観てしまったので、もう少し冷静に鑑賞したかったです…。とりあえずサイコーでした。

うっかりさんとせっかちさんは宇宙無理だなあ…。

 

ちかえもんと真田丸ダウントン・アビーは観てます!ちかえもんの松尾スズキさん可愛すぎない…!?ずるいな〜と思いつつ顔芸でいつも笑ってしまいます。

明けましておめでとうございます

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。今月は更新日が遅かったので作業の隙間が無くてブログのこと忘れてました…すいません…。ヲチコチも更新されております、よろしくお願い致します〜。

 

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しかしながら特に言うことはなし…。そしてびっくりしたんですが、最新話読んで下さった読者さんから亨とチコにお祝いが届きました(笑)まじですかー、ありがとうございます!!

ツイッターでもリプライを頂いたんですが、5巻のサイン会で配ったペーパーに書いたマニフェストを実現できたと思います…!反応くださった方、ありがとうございました〜。読者さんに楽しんで頂けることが私の喜びです。続きも読んで頂けると嬉しいです!

 

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ツイッターであげた正月絵をもっかいあげてお茶を濁す…。巫女さんじゃないよ、白拍子です!!!今月は結構作業カツカツなんで短めで〜!本も読めてないー、スター・ウォーズ面白かったです。

一年早い

12月だというのに暖かい!蕁麻疹もマシになってきました。ヲチコチも更新されております、よろしくお願い致します。来年であり来月である1月は、年末年始の影響でヲチコチも更新が少し遅れて第三金曜日の15日更新になります。よろしくお願い致します。

 

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今回は春雪さんのお話でした。実興は亨から女性の話をされたのが面白くて、つい過剰に煽ってしまったのです。あと私は「かぐや姫の物語」大好きですよ!!すごい映画だと思ってます。御門は御門として育てられたんだからしょうがない。それでも一旦退くくらいのジェントルさあるし、私は嫌いじゃないよ!!

 

読み終わった本

火星の人 (ハヤカワ文庫SF)

火星の人 (ハヤカワ文庫SF)

 

 これめっちゃ面白かった!!!火星調査に来たけど帰るとき一人おいてけぼりになる話です。映画やるけど原作も面白いですよ〜って、おがきちか先生がおっしゃってたので読んでみたんですが、とてもよかったです。

明るいSFでお仕事ものかなあ。組織やグループの中で、どれだけの時間どれだけの人と同じ方向を向くことが出来るのか、そしてそれが出来たときというのはとても大きなものが得られるなあと思いました。あとユーモアの力。そのおいてけぼり食らったワトニー(主人公)がめちゃめちゃチャーミングなんだよね〜。笑うところも泣けるところもたくさんあって、読んでる間本当に楽しかったです。訳も今っぽい口語が多用されてて新鮮でした。映画はマット・デイモン主役だけど、小説読んでるあいだはクリス・プラットで想像してた。

 

文豪失格 (リュエルコミックス)

文豪失格 (リュエルコミックス)

 

 もともと作者さんの漫画のファンだったのですが、紙媒体で本を出して下さって本当に嬉しい!!ドラマCDとかのほうが先なのかな?天国にいる文豪たちが互いのネタ(事実)をダシにわちゃわちゃする話…でいいのかな…?太宰治芥川龍之介にガン無視されてるのとかめっちゃ笑いました。

作者さんは美術や歴史に造詣の深い方で、オリジナルの漫画もすごく面白くて、昔から「どうしてこの人プロじゃないんだろう」と思ってたくらいなので、今後もなにかしら紙媒体で本が出ると嬉しいなあ。

私は5、6年前に文豪読もうキャンペーンをやってて、大体の文豪作品はザッと読んだんですが、何となく感じたのはそれぞれの文豪の女性に対する距離感がそれぞれ違ってて面白いなあと思いました。話が好みなのは川端康成です。読んでない文豪もいるのでまたキャンペーンやろうかな…。

 

映画は「恋人たち」をテアトル新宿で観てきました。感想が言いにくいんだけどすごく良かった。とにかくディスコミュニケーションの連続で、話が通じない人とは最後まで通じなくて、分かり合えない描写が続きます。そんな中で「あなたともっと話がしたい」と言われることがこんなに救いになるのかと、すごく心が震えた映画でした。現代物の邦画の魅力の一つは、観たあとに映画館を出ると周りが何となくドラマチックに見えて、隣を歩いてる人やすれ違った人に対して、見えないけどあんなことやこんなことを抱えて生きてるんじゃないかって想像できることだなと思ってます。

永青文庫春画展)と印刷博物館(世界のブックデザイン)も行けてよかったです。平安的な春画もいくつか観ましたが、特に男性に関しまして、ことに及ぶときには全裸であっても烏帽子はとっていなかったことをご報告させて頂きます。

ブックデザインは一冊づつ手に取って見れたので楽しかったです。センス…センスの洪水…!でも日本のブックデザインもぜんぜんイケてるなあと思ってしまったんだけど。

 

 そう言えば水木しげる先生がお亡くなりになりましたね…。

 ということで恐れ多くも同じ本に漫画を収録させて頂いた「漫画家たちが描いた日本の歴史 古代・王朝編」をもっかいはらせて下さい…。私はヲチコチを三話ほど入れて頂いてます。すごく嬉しい反面、現物はあるんですがいまだに不思議で恐れ多い(他の作家先生に対しても)なあと思い続けています。

水木先生や手塚先生、藤子F、A先生などは漫画での古典になっていくのだろうと思います。まだまだ読んでいないものも多いので触れていきたいです。

 

年内の更新は多分もう無いので今年はこんな感じで。お世話になりました、来年もよろしくお願い致します〜!

力が…欲しい……

今月は久しぶりに蕁麻疹が出て、かゆがりながら仕事してました。皮膚科の先生にも「免疫力をつけなさい」と言われ、私は今のどから手が出るほど免疫力が欲しい。金で買えるなら売って欲しい。ヲチコチも無事に更新されています、よろしくお願い致します。

 

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逢えた…よかったここまで描けて…ほんと読者さんが買い支えて下さったおかげです、ありがとうございます!ツイッターでもリプライ頂いたりして嬉しかったです、というか安堵という感じです…。続きもハッピーな感じに持っていきたいと思ってますので読んで頂けると嬉しいです〜。

 

ネタバレ?かもしんないので単行本派の方はビャッとスクロールして下さい。

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 どういう状況で逢わそかな〜と考えてたときのラフ。「こうしよう!」と頭の中で考えてても実際に絵を描く段階に来ると、調度の配置とか体の向きとか、うまく収めるの難しいじゃねえか…となります。下町のナポレオンはいつかギャグで使えるかも、と咄嗟にメモったものです。いいちこ

唐突に見えたかもしれませんが、6巻P.91あたりでチコはなんとなく「なんで何も残してくれなかったのかな」と思ったんですねえ。

 

 

最近読んだ本

あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)

あなたの人生の物語 (ハヤカワ文庫SF)

 

 や〜、全部が全部理解は出来てないけど面白かった!好きなのは「七十二文字」「地獄とは神の不在なり」「顔の美醜について」。「顔の〜」は顔の美醜に対しての認識を失わせる装置を身体に付ける付けないで議論する人たちの話です。容貌を気にしなくなる事で起こりうるメリットデメリットが書かれてて面白かったなあ。

 

若冲

若冲

 

 画人・伊藤若冲が主人公の小説です。商家のボンボンということは知ってたんですが、当時の画人の立ち位置(御用達画人とそうでない画人の差)や画人同士の交流なども描写されてて楽しかったです。絵を描く理由って描くのが好きだから以外にも、もっといっぱいあっていいんだよなー、たとえエネルギー源がネガティブでも作品が人の心を打てば成立するんだよなーって思いました。ちょっと映画バクマン。ともテーマかぶる気がして面白かったです。かなり澤田さんの創作が入っていて史実とは異なるみたいだけど、私はとっても楽しく読みました!

 

映画は「ファンタスティック・フォー」「バクマン。」「ジョン・ウィック」行きました。

ファンタスティック・フォーはこれまた妙におもしろくて、前半と後半の監督違うの??っていうくらい後半が雑なんですよ〜!前半は良かったのに!!ベン君はそれでいいのか!!そんな落差が楽しめる作品でした。つまんなくはないんだよ、ただ後半が打ち切り決まったジャンプ漫画みたいな終わり方なんだよ〜!

バクマン。は原作未読で(申し訳ありません…)、一応私は同業者だけど週刊少年ジャンプというブランド内の漫画家さんの話だったので、自分とは切り離して楽しく観れました。「読者さんが読んでくれる事で漫画は成立する」というところ以外はあんまり共感しなかったからかな…(笑)健康と睡眠を犠牲にする描写は正直もうやってほしくないんだけど、主人公達が高校生だし、友情努力勝利をテーマに掲げる物語なら分かりやすい代償として必要かな〜と思って、そんなに嫌な感じは無かったです。

ジョン・ウィックはもー好きな感じ!!キアヌ!めっちゃ!かっこよかった!!!キングスマンもそうだったけど、銃の弾が切れて補充するとこは素早ければ素早いほど萌える〜!!アクション始まってから私多分ニコニコしながら観てたと思う。はあ…幸せでした…。お掃除屋さんとか、ホテルの人とか、他の暗殺仲間などの描写も良かったです。

はー、いつか私も、隣に住んでるさえないおっさんは元FBIみたいな漫画描くわ…描くか?